ここでは、ちょっとしたピアノの疑問、質問などを掲載しています。

当店の見解ですので、参考程度に読んで下さいね。
ピアノのことで質問、疑問がある方はメールにてどうぞ!
ささいなことや、どうでもいいようなことまでピアノに関することなら何でもOKです!


Q.

母が使っていたピアノを娘に使わせたいのですが、オーバーホールできますか?

 

A.

ピアノの状態によっては無理な場合もありますが、基本的にオーバーホールは可能です。

どこまで手を加えるかによって費用も異なりますが、外装の再塗装から内部部品も一部のパーツを除きほとんどの

パーツは新しく交換することができます。
 

最近、ピアノに愛情を持たれている方や物を大事にしている方々が、ピアノをオーバーホールして、

新たなピアノライフを送っておられる方が増えています。
当店でもオーバーホールを受付ておりますが、一度お近くの専門店に問い合わせみてはいかがでしょうか?


Q.

最近、低音の響きが悪いのですが、直りますか?

 

A.

部屋とピアノの湿気が原因と考えらます。

放置したままにしておくことにより、弦自体に結露や水分がつき、それが感想すると糊状に固まり音も響かなくなります。
 

手直しで済む場合もありますが、ひどい場合は交換が必要です。
一番鍵盤から順に弾いてみて、変な音(響き・伸びがない音)の箇所がないか早めに点検を行って下さい。

ピアノのためには、普段から放置しておかずに適度に音を鳴らすのが良いでしょう。


Q.

ピアノってクリーニングできますか?

 

A.

ピアノの表面には日常生活による汚れやカビ、色あせやくもりなどがあります。
油やカビ、くもりはクリーニングで落とせますが、色あせについては特殊な研磨剤で磨きあげないときれいな光沢がでません。
 

普段のお手入れとして水に浸したタオルを固くしぼり、丁寧に汚れを落とした後、

ピアノワックスで磨けばきれいになりますが、汚れがついたままワックスで磨くとかえってくもりがひどくなることがあります。

また、適当な洗剤を使っての汚れ落としはピアノの塗装をダメにしてしまうため避けたほうが良いでしょう。
汚れが気になる時は一度プロに相談されてはいかがでしょうか。ピアノの汚れは日頃の心がけで防げます。


Q.

ピアノのキズ補修はどうしたらよいですか?

 

A.

キズといっても色々ありますが、キズの大きさや深さ(凸か凹か)、場所や色によって処置の方法が異なります

。どのようなキズでもすべて直りますが、それなりの費用がかかります。

 

よくお問い合わせのある譜面台の上側、鍵盤蓋の内側につく擦り傷ですが、

大抵は楽譜(本)を置くときに擦れてできる摩擦によるキズです。

この擦り傷は40~50℃のお湯に浸し、固くしぼったタオルで汚れを落とし、

別のタオルにハミガキ粉を少しつけて根気よく強めに擦るときれいになります。

 

キズが消えたらピアノ用ワックスで磨いて完了です。

いずれにしても簡単には直りません。日頃の扱い方に気をつけて大切にして下さい。


Q.

整調ってどうゆうことですか?

 

A.

整調ってあまり聞き慣れない言葉ですね。
「調律」は音を正確に、正しく調整すること。

それに対し、「整調」は鍵盤の動きを正確にし、快適な動きが正しく伝わるように調整することです。

 

シーソーとテコの仕組みの応用により、鍵盤を弾くときの強弱や微妙な指づかいまで「音」として表現されます。

心地よい音色を楽しんでいただくためには欠かすことのできない大切な作業です。
通常、調律の折には、調律師がそのピアノに適した点検を1から88番すべての鍵盤の弾き心地が

一定になるように調整しています。


Q.

ピアノに寿命ってあるのですか?

 

A.

その人のピアノに対する価値観やピアノへの想い、考えなどによりかなり異なりますので寿命については一概には言えません。
日頃の扱い方としては温度や湿度に気をつけて、通気をよくすること、

定期的なメンテナンスを行い、常に最良の状態に保つよう心がけることが大切です。

鍵盤が動かない、音がならないからと言って寿命だとは言えません。

 

ピアノの状態により修復、修理をすればほとんどの場合は甦ります。

しかし、リニューアルするにはそれなりの費用が必要です。
お持ちのピアノを大切にしてください。


Q.

ピアノにJISマークってあるのですか?

 

A.

JISマークが表示されているものと、そうでないものがありますが気にすることはまったくありません。
楽器は全く同じ「音」や「タッチ」にすることは出来ないので、

JISマークは実際のところあまり関係ありません。

 

しかし、ピアノを製造する際、工場の機械が日本工業規格に認定されたもので作っているピアノには

JISマークが表示されています。


Q.

ピアノの上に置物を飾りたいのですが、大丈夫ですか?

 

  A. 

本来、楽器の上に物を置くというのはよくありません。
極端に言えば、太鼓の叩く面に物を置くのと同じことで、ピアノにも共鳴がおこってしまいます。

通気のことを考えるとカバーも良い事ではありません。

カバーをかけることは、日本人的感覚だと言われています。


Q.

うちのピアノはペダルが3本なのですが、2本のピアノもあると聞きました。どう違うのですか?

  

  A. 

それは、たて型のピアノ(アップライトピアノ)に関しての話ですが、

ピアノ殺人事件が起きた昭和39年までに製造されたものは2本でした。
この事件というのは、ピアノの音を嫌う人が「うるさい」と殺人まで起こしてしまったのです。

それから弱音装置としてもう1本ペダルが増やされているのです。


Q.

うちのピアノは鍵がついていませんがどうしてですか?

 

A.

昔、ピアノは今ほど普及していませんでした。

高価な楽器ということで、学校やホールにしか置かれておらず、鍵をして誰でも触れることのないようにしていました。
現在では、普及してその必要がなくなってきたため、鍵はなくなってきているのです。

しかし、学生等にリースする際の時間の管理は鍵のやり取りによって行われている為、

今でも学校やホールでは鍵付が置かれています。


Q.

ピアノの白い鍵盤の汚れは何で拭くのが良いですか?

 

A.

白鍵(はっけん)の材質には、セルロイド・象牙・アクリルライトなどが使用されています。

水を浸したタオルを固く絞って拭くのがイチバンです。

余計な洗剤(特に中性洗剤)は使用しないで下さい。
市販されている鍵盤専用キークリーナー(3百円前後)を、ご利用されるのも良いかと思います。
 

ただし、セルロイドや象牙鍵盤の場合、汚れは落ちますが黄ばみは取れません。

象牙は漂白することが可能です。セルロイドについては残念ながら張り替えるしか方法はありません。


Q.

うちの子供は、今2歳です。ピアノを習わせようと思っていますが、

いつ頃から習い、買い与えたらいいのでしょうか?

 

A.

それは、個人差がかなりあります。物の値や大きさ、

識別がつく頃から徐々にピアノ曲を聴かすなど、まずは音楽に親しむことから始めてみてはいかかがでしょうか?

 

具体的には早くて幼稚園の年中くらいからが一番良いでしょう。

あまり早くから習い始めるのも、本人の意思ではなくなってしまうことが多いので良くないでしょう。


Q.

補強していない家にピアノを置くための補強方法は?
またその際、床の補強はどのくらい必要ですか?

 

A. 

住宅の種類によって一概には言えません。

まずは建築会社に問い合わせるのがベストです。
コンクリート基礎工事がされている住宅はまず大丈夫だと思います。

 

フローリング床はインシュレーター(丸いお皿のようなもの)にピアノを設置し、

畳の上に置く場合は敷板の上にピアノを設置します。

不安な場合はホームセンターなどで床材を調達し、ピアノの下に敷くだjけでも強度が増します。
二階に置く場合は必ず建築会社に相談なさった方が良いでしょう。